2021.07.20 (Tue)
第321回 どうしても五輪をやるなら

▲こんなひと、知らなかった。
オリンピック開会式の楽曲担当だとかいう作曲家が辞退したが、こんなひと、いままで、見たことも聞いたこともなかった。
もう、どうにでもなればよいが、どうしても強行するなら、開会式オープニングは、昭和39年に使用された、今井光也作曲《オリンピック東京大会ファンファーレ》で十分である。
入場行進曲も、昭和39年に使用された、古関裕而作曲《オリンピック・マーチ》で十分である。
演奏は、日本3大プロ吹奏楽団(東京佼成ウインドオーケストラ、シエナ・ウインド・オーケストラ、Osaka Shion Wind Orchestra)と、日本3大自衛隊音楽隊(陸上自衛隊中央音楽隊、航空自衛隊航空中央音楽隊、海上自衛隊東京音楽隊)の合同演奏でお願いしたい。指揮は佐渡裕さんしか、いない。
余興のようなものが必要なら、後半の指揮はアキラさん(宮川彬良)にかわってもらい、松平健の歌唱、花柳糸之社中の踊りで、アキラさんの代表曲《マツケン・サンバⅡ》を演奏すればよい。
最後は、つづけて、三波春夫の《東京五輪音頭》を歌って、踊ればよい。
これ以上に盛り上がる音楽や演出があるなら、教えてほしい。
〈一部敬称略〉
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限定出版につき、部数が限られているので、早めの購入をお薦めします。
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